名古屋港水族館では、古くから縁起物やペットとして、日本人に非常になじみの深い生物である“カメ”について、日本の川や池などに生息する淡水、陸生のカメたちの現状にフォーカスを当てて紹介します。従来から日本に生息するカメに加えて、ミシシッピアカミミガメなどのペットとして持ち込まれたものが野外に逃げ出し、国内に生息する種類も展示し、併せて日本のカメ類の自然史を解説します。

1 開催期間  平成29年10月28日(土)~平成30年5月27日(日)
2 開催場所  南館2階エントランスホール
3 展示生物  12種類20点を展示

ニホンスッポン
 日本(本州、四国、九州)、朝鮮半島、中国、台湾、インドシナ半島北東部の河川の中流域や池・湖沼などに生息します。普段動かない時には、砂や泥に潜って隠れ、長い首を伸ばして吻端だけを水面上に出して呼吸します。生息場所は、水底が砂泥質で、身を隠せるような水生植物の植生がある場所を好みます。養殖が行われており、高級食材や健康食品の原料として、珍重されています。

リバークーター
アメリカ合衆国南東部原産の外来種です。ペットとして飼育され、日本国内では幼体が多く流通していますが、甲長40cmと大型に成長するため、大型の飼育施設が用意できない場合は、一般家庭での飼育には向きません。日本国内での定着は、確認されていませんが、日本の野外の気候で、十分暮らしていけるため、今後定着が予想されます。

ワニガメ
アメリカ合衆国南東部原産の外来種です。最大で甲長が80cmに達する非常に大きなカメです。日本国内での定着例は確認されていませんが、飼育個体を逃がしたと思われる個体が野外で見つかることがあります。名古屋市内でも堀川などで捕獲されています。咬む力が大変強く危険なため、“特定動物”に指定されており、飼育には許可が必要です。

国の天然記念物  
リュウキュウヤマガメ
沖縄島北部、渡嘉敷島、久米島のみに自然分布します。自然度の高い山地の森林域の湿った場所を好み、渓流域で見られます。森林域の減少や劣悪化で生息域が狭められ、生息地の開発による交通事故死や、殺虫剤などによる中毒死も問題視されています。1975年に“国の天然記念物”に指定されています。

ニホンイシガメ
日本の本州、四国、九州の丘陵地から山地にかけての川・池・水田などに生息し、やや流れのある流水域を好みます。生息地の環境の劣悪化、外来動物による捕食、生態的地位が似ている外来種のミシシッピアカミミガメによる生活の圧迫などにより、生息数が減少しています。日本固有種です。

ミシシッピアカミミガメ
アメリカ合衆国南部からメキシコ原産の外来種です。1950年代から日本国内では、「ミドリガメ」の名前で輸入販売され、1960年代には、野外での生息が確認されるようになりました。現在では、日本で最も生息数が多いカメとなり、在来種の生息環境を脅かしていることが、たいへん問題となっています。

 ※期間中、生物の状態により、展示変更となる場合があります。ご了承ください。


ミュージアムショップ 
特別展「カメ、知ってる?~意外に知らない日本のカメ事情~」コラボ商品

ミュージアムショップでは、カメたちのリアルでかわいらしさが溢れる商品を多数取り揃えております。
飼育員監修のリアルアカウミガメぬいぐるみは甲羅の枚数も正確に表現しました。丸くてころころしたストラップや色鮮やかなスプーンは、お土産にも最適です。
特別展コーナーは、11月3日(金・祝)から南館ミュージアムショップでの開設を予定しております。今後新しい商品が登場予定です。楽しみにお待ちください!

☆名古屋港水族館ミュージアムショップ オリジナル商品(一例)
・リアルアカウミガメ(ぬいぐるみ)…4,800円(税込)(写真中央)
・クリアファイルスーパースターズ…200円(税込)(写真中央上)
・名古屋港水族館オリジナルポストカード…100円(税込)(写真左)

レストラン「アリバダ」、フードコート「トータス」、スタジアム南側売店「ジェムキッチン」