2014/10/31

トルネード裏話
トルネード裏話

トルネード裏話

30,000匹が舞い踊る! マイワシのトルネード!!
30,000匹が舞い踊る! マイワシのトルネード!!

2007年10月、黒潮大水槽のリニューアル。3万匹ものマイワシを展示することは、名古屋港水族館にとって新たなチャレンジでした。その展示数もさることながら、大型水槽の主役がイワシで大丈夫? という不安が拭い去れなかったからです。不安から確信へ。「マイワシのトルネード」にたどり着くまでのお話です。
 

マイワシのトルネードは名古屋港水族館が元祖!

外敵に食われまいと大きな群れの形を刻々と変化させ、敵の目をくらませようとする3万匹のマイワシ。それらを虎視眈々と狙うマグロなどとのせめぎ合いは、私たちも息を飲むような緊張感のある展示となりました。特にマイワシの群れの動きは想像以上のものでした。3万匹という圧倒的な数の生き物が群れ、その群れがひとつの生命体のように流動的に動き回る様子は圧巻で、誰もがそのマイワシの大群に魅せられてしまいました。

マイワシのトルネードは名古屋港水族館が元祖!
マイワシのトルネードは名古屋港水族館が元祖!

想定外だったマイワシの舞い

想定外だったマイワシの舞い
想定外だったマイワシの舞い

想定外の出来事が起こったのはマイワシにエサを与えたときでした。イワシ用のエサ(配合餌料)を与えるとエサを求めて3万匹のマイワシが興奮状態になり、水槽中をスピード感たっぷりに大群のまま泳ぎ始めたのです。その様子はあたかも竜巻が猛り狂うようにエネルギッシュで、桜吹雪が舞うように可憐で……。エサを与えるたびに見られるマイワシの群れが舞い踊るようなこの行動は、生き物を見慣れた私たちでさえ興奮するほどのもので、来館者が喜ぶ展示となることは間違いないとすぐに手ごたえを感じました。

マイワシのトルネードに上がる歓声

「瓢箪から駒」的な偶然から生まれた「マイワシのトルネード」。数多くのメディアに取り上げられた効果もあり、今や「トルネード」の人気は館内トップクラスともいえるほどになりました。中には「トルネード」を目当てに来館する方もいらっしゃるぐらいで「トルネード」が始まる水槽前は大歓声に包まれ、時には観客の中から自然に拍手が起こることもあります。
 

マイワシのトルネードに上がる歓声
マイワシのトルネードに上がる歓声

トルネードの起こし方

マイワシの群れを動かすには餌を使います。効果的に群れを動かすために餌の与え方を試行錯誤して、やっと今の方法にたどり着きました。紐の先におもりと一緒につけたビニル袋に餌を入れ、水槽に投げ込みます。程よいタイミングで紐を引っ張り、袋から少しずつ餌をこぼします。マイワシたちはこの餌をねらってものすごい勢いで動き回り、迫力あるトルネードが完成するのです。

トルネードの起こし方
トルネードの起こし方

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