2017/09/17

当館初 バンドウイルカが人工授精により妊娠しました

2017.9.13.

名古屋港水族館で飼育しているバンドウイルカ「ルル」が、人工授精により妊娠しました。無事出産すれば、千葉県鴨川シーワールドでの2例に続く、国内3例目の事例となります。
 この妊娠が順調な経過をたどれば、来年の5月頃の出産となります。

1 妊娠個体
(1)個体名  「ルル」
(2)推定年齢 20歳
(3)体長288cm 体重280kg
(4)搬入日  平成13年4月10日

バンドウイルカ「ルル」
バンドウイルカ「ルル」

2 「人工授精」の実施と妊娠の確定
「人工授精」実施日 平成29年4月25日
平成29年5月頃から血中黄体ホルモン(妊娠を示すホルモン)濃度の上昇を確認しました。
8月30日に超音波検査で胎児を確認できた点により、妊娠を確定いたしました。

内視鏡を使用して「人工授精」を実施
内視鏡を使用して「人工授精」を実施

3 超音波画像 (実施日:平成29年8月30日)
  体長約20cmの胎仔が動く様子も確認しています。

4 名古屋港水族館での繁殖
名古屋港水族館では、平成13年の北館開館当初から鯨類の若齢個体を中心に飼育を開始し、繁殖研究を進めてきており、平成20年代より自然繁殖による出産を経験してきました。これまで自然繁殖で、3頭の仔イルカたちが、順調に成長しています。こうした中、人工授精の実現に向けて取り組んできました。

5 過去の人工授精によるバンドウイルカ誕生例
千葉県鴨川シーワールドにて、人工授精によりバンドウイルカ(雌個体)が、平成15年7月17日に国内で初めて誕生しました。その後、翌年の9月21日にバンドウイルカ(雄個体)が誕生しました。以上の2例が、(公社)日本動物園水族館協会の国内血統登録台帳に記録されています。

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