2016/4/26

今年初めてアカウミガメが産卵しました

H28.4.26

南館ウミガメ回遊水槽に連なる人工砂浜で、今年初めてのアカウミガメの産卵がありました。

この水槽で飼育中の雌親のうちの1頭が砂浜に上陸し、平成28年4月24日(日) 午前2時40分頃に産卵しました。産卵個体の№19の甲長は86cm、体重は119kgで、産卵個数は38個です。

当館では、1995年に世界で初めて屋内の人工砂浜でアカウミガメが産卵して以来、21シーズン目の産卵です。ウミガメ類が屋内の人工ふ化場で産卵するのは大変珍しく、生態が謎に包まれているとともに絶滅が心配されるアカウミガメの繁殖研究に資するところが大きいです。

産卵された卵は掘り出して、別棟のカメ類繁殖研究施設にある人工ふ化場の砂に埋め戻します。子ガメ誕生は約2か月後になります。

産卵後水槽を泳ぐアカウミガメ№19
産卵後水槽を泳ぐアカウミガメ№19
水槽の底で休むアカウミガメ№19
水槽の底で休むアカウミガメ№19

アカウミガメ 
世界中の温帯域から亜熱帯域に広く生息します。甲羅は赤褐色で頭が大きいのが特徴です。産卵は5月から8月の夜中に行われ、一回に産卵する卵の数は100個近くになります。中には1シーズンに6回産卵を繰り返すこともあり、500個以上の卵を産むこともあります。卵は約2ヶ月で孵化し、夜中から明け方にかけて砂の中から子ガメたちが這い出し、大海原へ旅立っていきます。雑食性で、主にエビ、カニ、貝などの底棲生物を食べます。

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