2015/6/2

愛知丸 アカウミガメ標識放流調査

H27.6.2

名古屋港水族館では、ウミガメ野生復帰の一環として、昨年に引き続いて愛知県三谷水産高等学校実習船「愛知丸」の乗船実習に同行し、ウミガメに外部標識(タグ)を装着して放流しました。名古屋港水族館では、これまでにアカウミガメの北太平洋における回遊経路を解明する試みとして、アメリカ大気海洋気象局(NOAA)との人工衛星追跡装置を用いた共同調査を2003年4月から実施してきました。その結果、これまで300頭近いアカウミガメ子ガメの放流調査により、今まで謎とされてきた北太平洋におけるアカウミガメの生態が徐々に解明されてきました。しかし、回遊経路は、放流個体の年齢や大きさ、その年の海流、水温、天候などの諸条件によっても変化することが考えられるため、北太平洋に生息するアカウミガメ系群の生態の全容を明らかにするためには、より多くの個体をさまざまな地域から放流し、より多くのデータを得る必要があります。そのため今年度も昨年度に引き続き、愛知県立三谷水産高等高校実習船「愛知丸」の船上より、足摺岬の南方海域からアカウミガメを放流し、併せて那覇北方海域から野生復帰に関する可能性を調べるためタイマイの放流を行いました。

放流地点、放流個体などの詳細は以下の通りです。

5月22日13:30頃 
放流地点:足摺岬の南方約60km地点(北緯32度6分30秒、東経133度5分36秒)
■2014年産アカウミガメ 10頭 (平均甲長約20cm、平均甲幅約18cm、平均体重約1.6kg)
■2013年産アカウミガメ  6頭 (平均甲長約30cm、平均甲幅約25cm、平均体重約6kg)
■2010年産アカウミガメ  2頭 (平均甲長約51cm、平均甲幅約42cm、平均体重約22kg)
■2008年産アカウミガメ  1頭 (甲長64.5cm、甲幅54cm、体重44.6kg)

5月24日8:00頃
放流地点:沖縄県那覇市北方約10kmの地点(北緯26度15分54秒、東経127度36分24秒)
■タイマイ        2頭 (平均甲長約74cm、平均甲幅約48cm、平均体重約51kg)

乗船した愛知県立三谷水産高校の実習船“愛知丸”
乗船した愛知県立三谷水産高校の実習船“愛知丸”
標識を付けて放流しました。
標識を付けて放流しました。
今回の放流地点
今回の放流地点
放流される0歳のアカウミガメ。
放流される0歳のアカウミガメ。

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