2019/10/9

今年もこの季節がやってきました!ペンギンの繁殖に向けての新たな試み

2019.10.9. 飼育展示第一課:中川 黎澪

9月になりジェンツーペンギン、ヒゲペンギン、アデリーペンギンの3種が繁殖期を迎えるので、毎年恒例の巣材搬入を行いました!

これらのペンギンは小石を積み上げてすり鉢状の巣を作ります。名古屋港水族館ではペンギンたちが自ら集めた小石を積みやすいようにリング状の土台を巣作りの基礎として使っています。
リング状の土台を例年通りの定位置に並べると、さっそく中に入って自分の繁殖場所を確保し始めるペンギンがちらほら…。

そんなペンギンにつられた飼育員も場所取りですか!?(笑)

小石を用いたこれまでの巣では、親ペンギンが抱卵している最中に卵と小石がぶつかって割れてしまうアクシデントが一定割合で発生していました。(自然界でも同様の事象が発生することがわかっています)
せっかく産んだ卵なので、なんとか割れることがないように親ペンギンに抱かせることはできないか?
ペンギンを飼育している他の水族館などとも長年同じ悩みを共有していたのですが、近年、小石の代わりに人工芝を巣の中に入れることによって、割れる卵の数を減らせることに成功した水族館があるとわかりました。

名古屋港水族館でもさっそくチャレンジです。
プレゼントを運ぶサンタクロースさながらに大きな袋を持った飼育員登場!

袋の中身は適当な大きさに切った人工芝です。ペンギンたちがこれらをせっせとリング状の巣へ運び込んで巣を完成させること期待したのですが…。

見慣れない人工芝にびっくりしたのか、蜘蛛の子を散らすように1羽も居なくなってしまいました(笑)
まぁ、はじめは驚くのも無理がありませんがすぐに慣れてくれ、今では人工芝の巣が気に入ったようです。

さて、抱卵中の卵が割れるアクシデントはどれくらい減らすことができるでしょうか。

うまくいけば今年も皆さんに写真のような

アデリーペンギン

ジェンツーペンギン

ヒゲペンギン

可愛い雛の姿をお見せできると思いますので楽しみにしていてください(*^_^*)

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