2017/11/16

アユを探せ! Where’s the Ayu sweetfish ?

2017.11.16. 飼育一課:藤原理人

上の写真は南館の日本の海コーナーにある「干潟の生物」水槽です。河口域に棲む生き物たちが展示されています。この水槽でまず目に付くのは約300匹のボラたち。今春、伊勢湾にそそぐ川の河口で採集されたものです。これらのボラに混じって、趣を異にする魚が1匹だけ泳いでいます。それはアユ。ボラと一緒に網に入りました。現在の大きさは12cm程でしょうか。

アユと言えば川の魚、それも上流や中流で暮らすイメージだと思いますが、それがどうして河口で採れたのでしょう?
実は、アユは生まれてから半年以上の間を海で暮らします(アユの寿命は基本的に約1年なので、実に一生の半分以上の期間です)。秋に川の下流で生まれた仔魚は海へと下り、河口近くの海で冬を過ごします。そして春に川を中流から上流域まで遡ります。水槽のアユは海から川を上る途中、河口で育つボラの幼魚の群れに混じってしまったのだと思われます。

水槽には、ボラとの区別の仕方についての簡単な解説板を掲示してあります(下図は一部を抜粋したもの)。皆さんも名古屋港水族館へいらっしゃった時には、南館「干潟の生物」水槽のアユを是非見つけてみてください。

解説板では体の色や形の違いについて説明しています。
解説板では体の色や形の違いについて説明しています。

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