2016/7/9

クモ?カニ?

H28.7.9. 飼育一課:山下 博史

名古屋港水族館には、日本の海をモチーフにした水槽や、サンゴ礁をモチーフにした水槽など、様々な水槽が展示されていますが、その中の一つに、深い海の底、深海をモチーフとした水槽を展示しているコーナーがあります。

今回、そんな深海コーナーの変わった生き物を、ご紹介させていただきたいと思います。

名前を「ヒラアシクモガ二」といいます。名前にクモと付いているのでややこしいのですが、れっきとしたカニの仲間です。クモガニ科という分類になりますが、タカアシガニなどもこのクモガニ科に含まれております。見た目、クモのような脚を持っていますが、ヒラアシの名前の通り、平たい脚が特徴となっています。

さて、そんな彼らは基本的には大きくあぐらをかいたような姿勢でくつろいでいることが多いのですが、

時々、何かを思い出したかのように脚を立てて、胴体を持ち上げていることがあります。

この後、器用に脚を動かしながら、移動したりしてくれることがあります。しかし、基本はあぐらをかいていることの方が多いので、もし動いている所を見ることができましたら、あまり見ることのできない姿ですので、少しだけ足を止めて、この不思議な姿のカニをじっくりと見ていただければと思います。今日も彼らは深海のコーナーで静かにお客様をお待ちしております。

余談ですが、冒頭の大人の個体の写真の中で、しっかりと指を挟まれている写真がありますが、挟まれた飼育係曰く、「つねられているみたいで、地味に痛い」とのことでした。(笑)

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