2016/05/05

ややこしいけど親子なのです。

H28.5.5. 飼育1課:大西 翔矢

先日より、子どもの日にちなんだ展示をしていますが、その際によくお客様から聞こえてくるのが、「タマカイ」の子どもと大人のパネルを見て「本当にこれ同じ魚~?」なんて感想。
子どものタマカイは黒っぽい体に黄色模様で鮮やかですが、大人になると灰色のまだら模様という地味な色合いです。

実はこのように子どもと大人とで見た目が大きく変わる魚は結構います。
そこで実際に水族館で見ることのできる「親子には見えない魚」を少しだけご紹介!

まずはこちら。

この不規則な模様の方が子どもです。
大人は縦じまの模様。※魚の縦じま、横じまは頭を上にして考えます。

この魚は名前を「タテジマキンチャクダイ」と言います。
大人は判りますが、子どもはまったく「タテジマ」じゃないですね。ややこしいです。

そして次はこちら。

「メガネモチノウオ」です。
突き出たおでこがナポレオンのかぶっている帽子のように見えることから、「ナポレオンフィッシュ」と呼ばれることもあります。水族館ではメジャーな魚ですが、子どものときは全く違う姿をしています。
それがこちら。

体の色、模様、体型、すべてがまったく大人とは違います。まだおでこも突き出ていないけど「ナポレオンフィッシュ」。これまたややこしい。

このように大人と子どもで姿が変わるのにはしっかりと理由があります。
小さくて弱い幼魚のうちは、敵から身を守るために「食べられなさそうな毒々しい色」や「周りの風景と似ていて隠れやすい色」ですごし、大人になるにつれて異性へのアピールや縄張り争いに有利な姿へと変わっていくのです。

「タマカイ」の子どもは5月8日まで南館2階エントランスで、「タマカイ」の大人および「タテジマキンチャクダイ」と「メガネモチノウオ」の大人と子どもは南館サンゴ礁大水槽で見ることができます。大人と子ども、探して見比べてみてください!

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