平成23年9月10日
名古屋港水族館を未来につなぐ子ども会議
〜 今日までの20年から、次の20年へ 〜
生命力あふれる未来型水族館としてオープンした名古屋港水族館は、平成4年(1992年)10月の開館から、来年で20周年を迎えます。
名古屋港水族館を、次の20年にバトンタッチしていくためには、なにが必要なのか。また、なにをしていかなくてはならないか。それを考えていくのは、これからの未来を支える子どもたちであると、私たちは考えています。
そこで、未来の水族館に興味のある子どもたちに「一日水族館企画委員」となってもらい、これからの名古屋港水族館のあり方を一緒に考える「名古屋港水族館を未来につなぐ子ども会議」を平成23年8月21日に実施しました。
会議には、中学生11名・小学生11名を始め河村たかし名古屋市長や祖一誠館長が参加しました。会議では、水族館のこれまでの取り組みの話や展示水槽のバックヤードツアーなどを体験した後参加した子どもたちのさまざまな意見を聞くことができました。
いただいた提言は、10月30日(日)まで北館2階ベルーガプール付近に展示しています。
一日水族館企画委員のみんなが考えた 未来の名古屋港水族館
- 名古屋港水族館でたくさんの人と出会って仲良しになり、人と人の絆を感じてきました。水族館は生物の生態を学び、楽しく過ごし、人と環境に優しい場所です。海の環境や生命を守るために自分たちは何が出来るかを外国人も交えて話し合える水族館にしたい 荒木 利裕(中学1年)
- 360度見渡せる水槽(海に入って魚を見ているような水槽)があると良い。ペンギンに活餌を与えて、自然に近いペンギンの餌の捕り方や泳ぎ方を見られたら良い。 竹腰 南緒(小学6年)
- 現在の名古屋港水族館を代々受け継いで、未来の子どもたちに水族館の楽しさやすごさを感じてほしい。新しく珍しい深海魚がいたら良い。水族館をもっと大きくして、アシカやアザラシを仲間として迎えられたら良い。 今井 一翔(小学6年)
- 長崎ペンギン水族館のように、ペンギンの屋外パレードや触れ合いが出来ると良い。2頭のシャチが死んでしまったけれど、もう一度シャチを見てみたい。私が住んでいる西築地学区も水族館とともに賑わってほしい。 奥田 穂香(小学6年)
- マイワシのトルネードに感動した。このように魚の自然に近いありのままの姿の展示(行動展示)を増やしてほしい。 堀 敦博(中学2年)
- ペンギンやアシカなどに活餌を与え、捕まえて食べるところが見られると良い。 小島 多恵(小学5年)
- イルカと一緒に泳いだり、水族館の仕事が体験できたりするような「ふれあえる水族館」だと良い。 篠田 知永子(小学6年)
- 360度見渡せる水槽があったら良い。楽しいというよりは学べる水族館が良い。 岩谷 駿(中学1年)
- メインプールよりも大きなプールで、イルカやシャチやクジラが一緒に泳ぐ姿を見、イルカの背に乗って遊びたい。海の中に入っているように感じる360度見渡せる水槽で、マイワシを中心に日本全ての魚が展示できたら良い。 大野 紘透(小学6年)
- 「冒険型水族館」、入り口で問題(月替わり)をゲット、問題にそって携帯などで写真を撮って行くと、その魚などの詳細データ(進化、生態など)がゲットできる。12ヶ月全問クリアすると賞品をゲット(イルカに乗れるなど)。 鬼頭 佑典(中学1年)
- 魚の一部だけではなく、生れてから死ぬまでの全てが見られるような水族館。インターネットでお気に入りの魚がいつでも自由に見られる水族館。 池田 知也(小学6年)
- 飼育係の作業着に担当動物名をプリントする。水族館に等身大のシャチなど、記念写真用パネルを設置する。イルカにタッチできる体験型イベントや館内スタンプラリーなどがあったら良い。クマサカガイなどを使って環境問題をアピールする。 田村 琴乃(小学6年)
- 大水槽の中でカプセルに乗り自分で操縦しながら見学できる水族館(楽しめる水族館)。カプセルでは、魚を間近で見ることができるだけでなく、水中の音や温度が体感でき、撮影もできる。 鬼頭 伸憲(中学1年)
- 家や学校では飼育できない魚を自分たちで飼育が出来る水槽が名古屋港水族館にあると良い。 根橋 琢馬(中学1年)
- もっと大きなトンネル水槽(下から覗ける大きな水槽)があったら良い。アルケロンなどの標本も触れると良い。名古屋港水族館はシャチを繁殖させてシャチで有名な水族館になれば良い。これからも発展しつづけてほしい。 今井 智祥(中学2年)
- マイ水槽コーナーができると良い。 羽柴 航(小学6年)
- 名古屋港水族館は規模が大きく綺麗で、生き物の自然な姿が見られて良い。イルカパフォーマンスに驚いた。シャチ2頭が死んだのは残念。獣医学を進歩させて病気で死ぬ動物が少なくなると良い。 大橋 和将(中学2年)
- イルカやベルーガやオーストラリアの水辺などの飼育水の温度や塩分濃度や気温などを比較して体験できたら良い。多くの魚を触ってみたい。「体験・体感できる水族館」が良い。 根橋 沙奈(小学5年)
- 世界中の誰もが知っていて多くの入館者で賑わう水族館。イルカに指示をだしたり餌をあげたりする体験ができると良い。珍しい魚やより多くの種類の魚を水中から見られると良い。 岩ア 美空(中学1年)
- 「深海魚ツアー」や「熱帯魚ツアー」など、飼育係からの説明がいつでも聞けたら良い。多くの人が水族館へ行き、自分のように魚たちから「元気」や「いやし」をもらい、人と魚が一緒に暮らしていくためには何をしなければならないかをみんなで考えていきたい。 井澤 花梨(小学6年)
- 魚と一緒に泳げる水槽や絶滅危惧種保護施設があると良い。深海魚飼育水槽を作る。世界の魚を集めて展示する。世界一の水族館にしてみんなを楽しませてほしい。 近藤 健裕(中学1年)
- イルカの技のレベルアップ。イルカとの触れ合いやトレーナー体験ができると良い。広い水槽でペンギンの泳ぐところを見てみたい。今でも素晴らしいが、もっと多くの魚がいて、多くの人が訪れているもっと素晴らしい水族館になったら良い。 山内 友葉(中学1年)
水族館のバックヤードの見学

ベルーガプール |

黒潮水槽 |

保管施設 |

ウミガメとのふれあい |
河村市長のお話
海というのは神秘的で謎がつきないものです。謎なことについて考える、すなわち「科学する心」を持つことはすばらしいことです。 会議に参加した皆さんが、会議を通じて持った「科学する心」を大切にしてください。そして、みんなで出し合った意見を実現させ、名古屋港水族館を世界一の水族館にしてください。今後に期待します。
祖一館長のまとめの話
名古屋港水族館は来年20周年を迎えます。出来たときはアイデアいっぱいのすばらしい水族館でしたが、最近では水槽から水が漏れたりペンキが剥がれたりと少し古くなってきました。
そこで、開館20周年を機に新しい水槽を作ることを話し合っています。今日は、皆さんからのいろいろな意見をできるだけ取り入れて「新しい水族館を造る」という話を進めようと思います。
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