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平成22年3月16日
ミョウガガイとクマサカガイを展示しました

南館2階 「深海ギャラリー」に2010年3月6日〜8日長崎大学の練習船長崎丸の深海調査航海で採集されたミョウガガイとクマサカガイを展示しました。

長崎丸での採集は3回目です。今回は、いつもたくさん入るフウセンイソギンチャク以外にも、クマサカガイやミョウガガイなどの生物が採れました。採集された水深は約300mです。

ミョウガガイ
ミョウガガイ
学名:Scalpellum stearnsi
展示中の大きさは約10cm
ミョウガガイ

カイという名が付いていますが、エビやカニの仲間(甲殻類)で、他のものに付着して動くことのない生活をしています。

蔓脚(まんきゃく)と呼ばれる脚を白い部分(頭状部)から出し入れして、熊手で落ち葉を集めるように海中に漂うプランクトンをかき集めて食べます。

名前の由来は頭状部が野菜のミョウガに似ていることから付けられたと言われます。

ミョウガガイ
白い頭状部から蔓脚を伸ばし始めたところ
ミョウガガイ
蔓脚を伸ばしているミョウガガイ

クマサカガイ
クマサカガイ
学名:Xenophora pallidula
展示中の大きさは殻の直径が5〜8cm
クマサカガイ

貝の表面に小石や貝殻などを付着させる変わった習性を持ちます。

名前の由来は伝説の怪盗である熊坂長範(くまさかちょうはん)です。熊坂長範が多数の武具を身につけていたことを、多数の付着物を付けるこの貝にたとえたと言われます。

今回の採集ではイソギンチャクやミョウガガイを付けたものが採れました。
時にはお皿の破片や空き缶のプルトップなどの人工物を付けたものもいます。

クマサカガイ
殻にはミョウガガイが付いています。
とても巻き貝にはみえません。
クマサカガイ
深海ギャラリーに展示中のクマサカガイの標本。
陶器のかけらを付けているもの。奥には最近はあまり見かけない空き缶のプルトップを付けた標本があります。
クマサカガイ
同じくクマサカガイを仰向けにした標本。
周りに他の貝の貝殻を付けています。
こうしてみると巻き貝だとよく分かります。
南館2階深海ギャラリー
南館2階深海ギャラリー上図で青色の水槽に展示しています。
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