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シャチの繁殖生理に関する共同研究
平成19年8月3日
行動観察(その2)

これまでの行動観察から、クーは周期的に通常と違った泳ぎ方をしていることがわかってきました。
それは時々、プールの底に体が接しそうな深さをとてもゆっくりと泳ぐことです。時には、プールの底に生殖溝を擦りつけるような泳ぎ方をすることもあります。この行動を私たちは、便宜的に「底泳ぎ」と呼んでいます。

この行動が観察される時には、クーは一緒にいるイルカたちと遊ぶこともなく、単独で「底泳ぎ」をします。また、この時期にはトレーニングでの動きが緩慢になり、ジャンプの高さが低くなるなどの特徴もみられます。その一方、飼育係に体を触らせに来る行動が増えます。

クー横泳ぎ
「底泳ぎ」をするクー。
画像をクリックすると動画がスタートします。

この「底泳ぎ」行動は観察を続けた結果、排卵日前後(発情期)に数日間だけ、現れる行動であることがわかってきました。(排卵周期とクーの機嫌 vol.14)
このような行動をする理由はまだわかりませんが、観察を継続することにより明らかにできるかもしれません。

あなたも、クーの泳ぎ方をじっくり観察してみてはいかがでしょうか。クーがメインプールにいるときは、北館2階「進化の海」の奥、水中観察窓から泳ぎ方を観察することができます。


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