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シャチの繁殖生理に関する共同研究
平成17年10月28日
研究に向けてのトレーニング
クーは人工繁殖に向けて排卵日を特定するために、手がかりになる体温測定を毎日、血液検査は毎週行っています。

現在、それらに加えエコー検査のトレーニングを開始しています。エコー検査とは超音波を使い体の中を映像で見る方法で、傷つけることもなく痛みも伴いません。エコー検査で卵巣内部の卵胞の発達具合を確認することにより、正確に排卵日を特定することが可能となります。

人工授精に有効な時期、タイミングを探り、人工授精の成功率を上げることができる重要なトレーニングです。

エコー検査のトレーニングは、簡単に説明すると次のようになります。


段ボール箱をエコーの機械にみたてて恐怖心をなくすトレーニングをしています。
  1. 写真の男性トレーナーが触っているところ(卵巣のあたり)を水面に上げる
  2. 触っている状態でじっとしている時間を延ばす
  3. エコーの機械に慣らす(恐怖心をなくす)
  4. クーの体にエコーを当てる(卵胞の確認)


このような器具を使用して測定します

エコー検査が円滑に行えるようになるまでにはいくつものステップがあり、少しずつクリアしていきます。実は、『クー』はじっとしている種目はとても苦手で、中々上手に出来ません。

このトレーニングは今年4月から始めて、現時点で、エコーの模擬装置付近でようやく 20秒くらいまで静止できるようになりました。

また、クーはこのような検査種目を誰にでも簡単にさせてくれるわけではなく、クーがあまり知らないトレーナーや、普段血液検査を行っている獣医師でも、エコー検査のトレーニングをさせてくれないことがあります。

さらにクーの機嫌もかなり影響するため、いつでもエコー検査のトレーニングが出来るわけでもありません。

このような問題を解決して、初めてエコー検査が出来るようになるのです。今後もトレーニングの進行状況を紹介していく予定です。

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