| TOP > 名古屋港水族館 > 名古屋港水族館について | |
水族館の展示生物との出会いを通じ、生命の不思議さと海の豊かさを感じてください
最近の映像技術の進歩は世の中のさまざまなことをバーチャルという作為された仮想現実の世界で包み込み、見ている人々をして何やらすべてが解ったような気分にさせてしまう危険をはらんでいます。そして創られたイメージの世界はいつしか独り歩きを始めます。 このような流れの中で、医学の進歩は更に私たちの生命までも自由に交換したり、あるいは操作し得る時代の到来を予感させます。 こんな時代の中で、私達は次世代を担う子供たちに、自分以外の生命が存在していることの不思議さや驚きに気付き感動し、なおかつ他者の命を実感しその存在を生き生きととらえることのできるような感受性を持ってほしいと願うものです。 今日この虚像と実像のギャップを埋めるものは、本物の生命の飼育展示やその世代を重ねる連続性を見せようとしている水族館の役割であり、それは現代社会の中でとても大切な責務を担っていると考えています。 名古屋港水族館は平成4年(1992年)にオープンした南館と平成13年(2001年)に完成した北館の2つの施設からできています。 南館の展示テーマは「南極への旅」です。それは名古屋を出発し南極に至る地球を縦断する旅の中で出会うさまざまな海の環境を5つに分け、「日本の海」「深海ギャラリー」「赤道の海」「オーストラリアの水辺」「南極の海」の飼育展示です。ここではそれぞれ大変異なった環境に適応し生きているさまざまな生命に出会えます。 北館の展示テーマは「35億年はるかなる旅-ふたたび海へもどった動物たち」です。悠久な生命進化の歴史の中で、水中生活に適応し素晴らしい知性を発達させ、陸上の人間の地位にも匹敵するといわれる海洋の生活者である鯨(くじら)の世界を、さまざまな手法を用いて紹介しています。 目の前で展開される本物の生き物たちだけが持つ生命の躍動感やその複雑さ多様さに自然を感じ思いを巡らせることは、命あるものたちと共に未来へと歩んで行くことでもあるはずです。 名古屋港水族館は、そんな水中生物たちの世界に出会える水族館でありたいと願っています。 |
|