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生き物図鑑 赤道の海
メガネモチノウオ
【英名】
Humphead maori wrasse
【学名】
Cheilinus undulatus
メガネモチノウオ

太平洋、インド洋、紅海に生息します。体長2m以上、体重200kgになり、ベラの仲間では最大になる種類です。

メガネモチノウオと言う名前は、眼の後ろの2本の黒い筋がメガネのつるのように見えることから名付けられました。ナポレオンフィッシュと言ったほうが通りがいいかもしれません。
この魚はダイバーが簡単に餌付けできる事で有名です。紅海ではゆで卵を与えすぎて異常に太ってしまったり、一緒に持っていったビニール袋などを食べて死んでしまったりした事があり、今は餌付けは禁止されているそうです。

小さいときは緑色がかった茶色ですが、大きくなると青味が増し、頭のコブが大きくなっていきます。これがナポレオンの帽子に見えるためナポレオンフィッシュの名が付きました。実はこのコブや唇は触ってみるとプヨプヨ(ちょっと気持ちいい)です。

タマカイ
【英名】
Giant grouper
【学名】
Epinephelus lanceolatus
タマカイ

インド洋や西太平洋のサンゴ礁域に生息する魚です。サンゴ礁域では最も大きくなる魚で、体長3m、体重400kgという記録があるそうです。イセエビやカニ、魚など何でも貪欲に食べます。小さなウミガメが胃から見つかった事もあったそうです。タマカイは水と一緒にエサを一瞬の内に吸い込み、飲み込んでしまいます。そのため南太平洋では、サメよりも恐れられています。

名古屋港水族館ではタマカイはサンゴ礁の海で3尾飼育されています。週に3回、潜水してエサを与えるのですが、食べるときの吸引力はものすごく、エサと間違えて手を吸い込まれたことも何回かあります。同居しているホンソメワケベラにエラなどを掃除してもらうこともよく見られます。エラ蓋を開け、じっとして気持ちよさそうです。

※ご来館時に展示していない場合もあります

オオシャコガイ
【英名】
Giant clam
【学名】
Tridacna gigas
オオシャコガイ

この世界最大の二枚貝は実にユニークな栄養のとりかたをしています。

普通アサリなどの二枚貝は水中のプランクトンなどの有機物をエラで濾しとって食べていますが、オオシャコガイはそれ以外にも栄養をとる方法を獲得しています。それは体内に植物工場を持っていることです。貝殻の縁を覆っている外套膜といわれる部分の内部に微小な藻類を住まわせており、この藻類=共生藻が光を受け光合成を行って出来た養分をもらっているのです。オオシャコガイの外套膜の茶色い色はこの共生藻の色が透けて見えるものなのです。

ちなみによく聞かれる事でオオシャコガイに手足を挟まれると抜けなくなるといわれます。確かに閉じる事は閉じるのですがいっきに閉じきる事はなく刺激を受ける度に段階的に閉じるので、よほどノンビリとしていない限り挟まれて取れなくなる事はまずありません。

西部太平洋域に分布しており殻長1m以上、重さ数百kgにもなります。日本ではここ名古屋港水族館でしか見られません。

※ご来館時に展示していない場合もあります

アカスジモエビ(アカシマシラヒゲエビ)
【英名】
Cleaner shrimp
【学名】
Lysmata amboinensis
アカスジモエビ

クリーニングするエビとして知られています。独特な白くて長い触角を慎重に動かしながら、クリーニングする魚に近づき小さなはさみのついた脚で盛んに魚の体表面をついばむのが観察されます。

実際には寄生虫だけでなくて魚の皮膚も食べているようで、水族館で一緒に入っているウツボ類が嫌がってエビを振り払う光景もしばしば見られます。しかしながら普段はウツボ類が気持ちよさそうに口を開けて掃除してもらっており、一度水槽に手を入れてクリーニングをしてもらいましたが、爪の間を丹念につついてくれ気持ちいいやらくすぐったいやら、少しだけクリーニングしてもらう魚の気持ち良さが分かったような気がしました。

日本では伊豆以南、中・西部太平洋、インド洋、紅海に分布しており、サンゴ礁や岩礁の浅瀬の岩穴や転石の間などに生息しています。

※ご来館時に展示していない場合もあります

マダラトビエイ
【英名】
Spotted eagle ray
【学名】
Aetobatus narinari
マダラトビエイ

エイの仲間のトビエイ科に属するこの魚は、背中のまだら模様が特徴で、名前の由来にもなっています。鳥のようにヒレを広げて、優雅に泳ぎます。食事の時は海底の砂の中に頭をつっこんで、隠れている貝などを探し当てます。捕らえた貝は板状の歯で殻ごとかみ砕いて、中身だけを器用に食べます。

※ご来館時に展示していない場合もあります

ギンガハゼ
【英名】
Banded shrimp goby
【学名】
Cryptocentrus cinctus

サンゴ礁の内湾、砂泥地にすみます。テッポウエビと共生します。展示の個体はギンガハゼの黄変個体です。その昔、通常個体の灰白色の地に暗褐色の帯状の縞があるギンガハゼとは区別され「コガネハゼ」として別種とされていました。

※ご来館時に展示していない場合もあります

チンアナゴ
【英名】
Spotted garden eel
【学名】
Heteroconger hassi

体の長さが30〜40cm、太さが1cmにも満たない細長い体をしたアナゴの仲間です。犬のチンに顔つきが似ていることから名づけられたといわれています。

流れの強いサンゴ礁の砂底に生息し、上半身を砂から出して流れてくるプランクトンを食べます。魚が通っただけでも砂の中に引っ込む臆病な魚です。

「サンゴ礁の海」の2階や水中トンネルの両端の底で見ることができます。砂の中から出たり入ったりするユーモラスな動きを見せるチンアナゴを、どうぞ皆さん探してみてください。

※ご来館時に展示していない場合もあります
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