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生き物図鑑 オーストラリアの水辺
ブタバナガメ
【英名】
Pig nosed turtle
【英名】
Carettochelys insculpta
ブタバナガメ

その名の通りブタのような鼻をもつカメの仲間で、オーストラリア北部とニューギニア島に分布します。スッポンモドキの別名があり、実際スッポンに近い種類ですが、本種はブタバナガメ科にただ1種分類されています。

発達した水掻きなど、水中生活に適した体をしており、産卵期以外は陸へは上がりません。

現地ではイチジク、タコノキなど植物の果実(水に落ちたもの)や水草、甲殻類、魚などを食べる雑食性です。水族館ではチンゲンサイ、トマト、バナナ、キウイといった植物質の餌や鳥肉や魚介類など動物質の餌にビタミン剤やカルシウム剤を加えて与えています。

このカメは動きがゆっくりしていてエサを食べる動作も遅いため、本種への給餌の際には、ただ水中に餌を投げ込んだだけでは同居している魚や他の種類のカメに餌を横取りされてしまいます。そのため、名古屋港水族館では個体毎に手から直接給餌しています。

※ご来館時に展示していない場合もあります

サラトガ
【英名】
Saratoga
【英名】
Scleropages leichardti
サラトガ

オーストラリア東部原産のオステオグロッスムと呼ばれる原始的な魚のグループの一員です。
オステオグロッスム類は本種の他にオーストラリアに1種類、東南アジアに1種類、アフリカに1種類そして南米に3種類分布しています。
淡水性で海では生息できないこの仲間が大洋に隔てられた各大陸に分布しているということは各大陸はかつては陸続きであったという「大陸移動説」の間接的な証拠の一つとして考えられています。

東南アジアに棲むオステオグロッスムとは「高級熱帯魚」として有名なアジアアロワナです。お客様の中には本種をアジアアロワナと間違えられる方がいらっしゃいます。本種も「スポッテッドバラムンディ」の別名で熱帯魚店で売られていることがあります。

体長で最大90cmになりますが普通は50cmくらいです。

※ご来館時に展示していない場合もあります

イールテールキャットフッシュ
【英名】
Eeltail catfish
【英名】
Tandanus tandanus
イールテールキャットフィッシュ

ナマズの仲間は主に淡水魚として進化してきたグループですが、一部に海水魚の道を選んだ種類がいます。ゴンズイ類やハマギギ類です。しかしオーストラリア東部に広く分布するゴンズイの仲間である本種は淡水性です。実は本種は淡水から海に適応した先祖から分かれ、再び淡水に戻ったという経歴の持ち主なのです。

本種は原地では「淡水ナマズ」という意味のFreshwater catfishという名前でも呼ばれています。(実際はこちらの名前の方がEeltail catfishという名前より一般的なようです。)オーストラリアに生息するナマズの仲間はゴンズイ類やハマギギ類だけです。現地の人はナマズを海水魚のイメージで捉えているのでしょうか?

最大で全長90cmになりますが通常は45cmくらいです。

※ご来館時に展示していない場合もあります

オーストラリアハイギョ
【英名】
Australian lungfish
【英名】
Neoceratodus forsteri
オーストラリアハイギョ

肺魚類はシーラカンスの仲間(総鰭類)と並び起源の古い魚で、その祖先は約4億年前のデボン紀に現れました。

現在肺魚類はレピドシレン類とケラトドゥス類との2つの仲間に分けられますが、本種はケラトドゥス類唯一の生き残りで、柄のある胸ビレや腹ビレなどに祖先の面影を多く残しており、他の肺魚類と比べて原始的だと考えられています。

我々ヒトの遠い祖先は、以前は総鰭類であると考えられていましたが、最近はその体の構造などから肺魚類が祖先であるという説が有力視されるようになって来ました。

オーストラリア東部の川や湖に棲み、最大で全長150cmになりますが普通は100cm程度です。

※ご来館時に展示していない場合もあります
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