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館内案内 南館
生き物図鑑 南極の海
ナンキョクオキアミ
【英名】
Antarctic krill
【学名】
Euphausia superba
ナンキョクオキアミ

体長5cm程のエビに似た小さな生きもので、植物プランクトンを胸の足で濾し取って食べています。
南極海の表層から中層で浮游生活を送っていて、その群れは数kmの長さに達することもあります。
資源量は数億トンとも言われ、ペンギンやクジラの餌となり、その変動が南極海生態系全体の安定性を左右する「鍵種」と言われています。また将来は人類の最後の食糧資源として国際的に関心を集めています。

環境が悪いと脱皮して縮んでしまうなど飼育が大変難しいのですが、当館では世界で初めて繁殖にも成功し謎に包まれた生態の一部が解き明かされています。

※ご来館時に展示していない場合もあります

イソギンチャクを乗せた巻貝
【英名】
Charcot's volute and Commensalistic anemone
【学名】 巻貝
Harpovoluta charcoti
【学名】 イソギンチャク
Isosicyonis alba

南極大陸周辺の水深30〜955mと幅広い深さの海底に生息しています。
一見すると足もとの白いイソギンチャクと言う印象を受けますが、巻き貝の上にイソギンチャクが乗っています。
巻き貝はサザエのように蓋を持たず、体を全て貝殻の中に引っ込めることはできません。象の鼻のように見えるのは呼吸のための水管です。

イソギンチャクの触手の毒は強力で、巻き貝の殻を覆うように乗っています。貝はイソギンチャクに外敵から守ってもらい、イソギンチャクは貝にエサの場所まで運んでもらうお互いに利益のある共生と考えられます。
しかし、巻き貝が餌に向かい移動するときにイソギンチャクは触手を前髪のように巻き貝の前面に垂らし先に餌を食べてしまいます。場所によっては、イソギンチャクが乗っていない巻き貝が多い場所もあります。

※ご来館時に展示していない場合もあります

エンペラーペンギン
【英名】
Emperor Penguin
【学名】
Aptenodytes forsteri
エンペラーペンギン

耳の部分や胸の上部の黄色い模様が特徴で、体長100〜130cmになる世界最大のペンギンです。

ペンギンのなかで最も寒い所に生息し、南極大陸の周りにできた厚い氷の上で繁殖を行います。メスは卵を産むとそれをオスに預け、餌を採るための長い旅に出かけます。オスはメスが戻るまで何も食べずにヒナがかえるまでの約60日間、卵を足の甲にのせ、お腹の皮を被せてたったままで温め続けます。かえったヒナは両親から餌をもらい約6ヶ月で一人立ちします。

水槽内には6羽しかいませんが、大きな存在感ですぐに見つけることができると思います。

※ご来館時に展示していない場合もあります

ジェンツーペンギン
【英名】
Gentoo penguin
【学名】
Pygoscelis papua
ジェンツーペンギン

頭頂部から両眼に広がる三角形の白い斑紋が特徴です。

亜南極から南極にかけて広く分布するペンギンで、地域によって繁殖期や生態が異なります。亜南極では、一年を通じて繁殖地のそばで生活しています。餌はオキアミや魚で、繁殖地からあまり遠くない場所で採っています。

名古屋港水族館では、例年10月下旬から産卵が始まり、12月から2月にかけてヒナの姿を見ることができます。 名古屋港水族館で繁殖したジェンツーペンギンは、国内外の水族館や動物園に譲渡されそこでも人気者になっています。

※ご来館時に展示していない場合もあります

アデリーペンギン
【英名】
Adelie Penguin
【学名】
Pygoscelis adeliae
アデリーペンギン

ヒゲペンギン、ジェンツーペンギンと同じPygoscelis属に属し、尾羽が長いことがこの属の特徴となっています。

アデリーペンギンの体色は白と黒で、目の周りの白い縁取り以外には特に模様がありません。テレビのCMやお菓子のキャラクターなどのモデルとしてもよく使われるペンギンです。

繁殖期には、小石を集めて作った巣の中に通常2個の卵を産みます。名古屋港水族館では10月下旬頃から卵を抱く姿を見ることが出来ます。卵は35日ほどでかえりますが、卵を抱くのもヒナの世話もオスとメスが交代で行います。ヒナはフワフワとした綿羽でおおわれており、水に入ることはできません。約2ヶ月で、綿羽から親と同じ羽毛にはえ変わると、泳げるようになり巣立ちします。

卵からかえって1年目の若鳥は成鳥と違いアゴの下が白くなっているため、容易に区別することができます。水槽でよく探してみてください。

※ご来館時に展示していない場合もあります

ヒゲペンギン
【英名】
Chinstrap Penguin
【学名】
Pygoscelis antarctica
ヒゲペンギン

顔を見れば名前の由来がすぐにわかりますね。アゴにある一本のラインをヒゲに見立てているのです。英名だとアゴ紐ペンギン。むしろこちらの方がぴったりだと思うのですが。鳴き声はギャーギャーとうるさく、性格が悪そうに見えてしまいます(そんなことはないんですよ)。

エンペラーペンギン、アデリーペンギンについで寒いところが好きなペンギンです。アデリーやジェンツーと同じ場所で繁殖しているヒゲペンギンの仲間は、他の2種類より高い場所に巣を作って上手く棲み分けています。

生まれたてのヒナは銀色の羽毛に包まれて、そのかわいらしさはペンギンのヒナの中でもトップクラス。でも親のお腹の下に隠れて、水槽前からはなかなか見ることはできません。少し大きくなってよく見えるようになる頃には、もう薄汚れてしまっているでしょう。

※ご来館時に展示していない場合もあります
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